TRUMPETER 1/35  Pz.Kpfm KV-2 754(r)ドイツ軍 KV-2 重戦車 改
KV-2
 

 

性能諸元  
開  発
ソ連(ドイツが捕獲したもの)
年  代
1940年〜1941年頃
全  長
6.95m
重  量
52t
乗  員
6名
最大出力
550hp/2,150rpm
最大速度
34km/h(整地) 15km/h(不整地)
航続距離
270km
武  装
20口径152mm榴弾砲M10
7.62mm車載機銃DT×3
 
装  甲
110mm
     
 ある意味もっともソ連らしい戦車かも。

  重装甲の戦艦の砲塔をそのまま戦車に乗っけたかのような男らしいフォルム。
当時開発が終わって採用されたばかりのKV-1重戦車をベースに、152mmM-10榴弾砲を備えた新しい回転砲塔を搭載した陣地突破用戦車がKV2である。
総高4m!!主砲152mm榴弾砲の巨大な姿は敵兵よりギガントと呼ばれている。
そのロシアらしい設計思想の重装甲はフィンランド陸軍のボフォース 37mm対戦車砲弾を48発も命中させられたにもかかわらず、ことごとくを弾く。
砲塔前面で110mm、側面75mmは恐ろしい分厚さで、直撃弾をうけてもまったく機能に支障を来さなかったとされる。
もっとも、たのロシア戦車も例に漏れず頑丈で、『被弾→戦車は大丈夫、でも中の人戦死→中の人を交換→再び戦場へ』なわけだったりする。
現場の兵士からは「ドレッドノート」の愛称で呼ばれたという。
とだけ書くととっても無敵に近い戦車なのだが(実際局地的&開戦当時は無敵だった)重装甲すぎて斜面じゃ砲塔が回らなかったり、
弾薬装填に2名が必要だったりと使い勝手がイマイチな戦車。なのでなんでも大量生産する旧ソ連にしては珍しく小生産にとどまったそうな。
ちなみにこのキットはドイツが捕獲したモデル。キューポラとかが若干ちがいます。

色は錆がではじめた錆止めプライマー風(謎)にしようかと思ったんですが、たまにはオリジナル色も楽しいので適当な赤色です。オリジナルたのしいよ!

finemolds  1/35 九四式軽装甲車(TK)
九四式軽装甲車(TK)
 

 

性能諸元  
開  発
日本
年  代
1934年〜1937年頃
全  長
3.36m
重  量
3.45t
乗  員
2名
最大出力
35hp/2,500rpm
最大速度
40km/h
航続距離
200km
武  装
九七式7.7mm車載重機関銃
 
 
装  甲
8〜12mm
     
 それに対して日本らしい“豆”。

  九四式軽装甲車(通称TK車)は、大日本帝国陸軍が1934年(昭和9年)に採用した装甲運搬車。
名称の「九四式」は採用年の「皇紀2594年」に由来する。
「装甲車」と呼ぶものの、出来上がってみると非常に使い勝手のよい豆戦車として日中戦争を中心に活躍した。
本車の装甲(厚さ8~12mm)は、歩兵が持つ小銃の弾丸に貫通されないギリギリの性能として設計された。
しかし、実戦においては強力な小銃により、場合によっては貫通されてしまった。一説では森林地帯では茂みの枝に当たっただけでへこんだとか。
ましてや対戦車砲などの前にはまったく無力で、後述の南京攻略戦のように大きな損害を出すこともあった。
それでも、日中戦争では中国側が対戦車火器を有効に活用しなかったため、戦車のような活躍ができたのである。
武装は戦闘車両としては最低限の九一式6.5mm車載軽機関銃1門を砲塔に持つのみで、本来は自衛用だった。まぁそこは運搬車だし。
後に新型の九七式7.7mm車載機関銃に換装された。また、火力強化型として九四式37mm戦車砲を搭載した例などが少数見られる。
非常に小型の車両であったため、戦車としては非力な面もあったものの、簡易な支援態勢でも運用することが可能であった。
専用のトレーラーでなく通常のトラックにも搭載でき、また戦車橋がなくとも丸太2本を渡せば渡河ができるなど、歩兵部隊への追随には非常に好都合だった。
よって、対戦車戦闘に弱いからといって別にダメな車輌ではありません。

初のファインモールド製キットにチャレンジですよ。
豆タンクといえば日本。1/35とはいえ名刺サイズ程の小さな車体、それでも細かなディティールまで再現し、なおかつ組み易さにも配慮が感じれます。
率直に言って素晴らしい!まさに国産戦車への愛に満ちあふれたキット。ちょっとだけ高いけど、そこはレアな車種なので仕方ないよね。
色はちょっとウェザリングが強すぎて真っ黒になってしまったのが残念。f
やっぱ日本の戦車は国内メーカーに限りますね。

それにしてもロシアのKV2と並べるといかに豆だったかわかりますね。怖っ!!

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