ACADMY  1/35 メルカバMk-4
Merkava Mk-4

 

性能諸元  
開  発
イスラエル
年  代
2004年〜
全  長
9.04m
重  量
65t
乗  員
4名
最大出力
460hp/2,600rpm
最大速度
60km/h(整地)  55km/h(不整地)
航続距離
500km
武  装
120mm滑腔砲L44
12.7mm重機関銃M2×2 / 7.62mm機関銃M1919A4
60mm迫撃砲
装  甲
モジュール装甲
     
 何十年もの間、日常が戦場であるイスラエルの最新主力戦車。


 メルカバMk 4は、イスラエル国防軍の現在の主力戦車であり、強固な乗員防護、精密で強力な武装と高度な電子情報システムを装備している。

 第三次中東戦争と、フランスからの武器供給停止に直面したイスラエルに対し、イギリスは主力戦車の共同開発契約が行われたが、アラブ諸国からの圧力により、この契約はキャンセルされた。結局、第四次中東戦争の際には、アメリカ軍の予備役に編入されていた戦車が提供されていたが、イスラエルのような小国が、戦闘において過度の死傷者を出すことに耐えられない、という教訓を得た。そんなこんなで、イスラエルは独自の主力戦車を開発することを決定。イスラエルの戦場の独自性とこれまでの教訓に基づき、乗員の保護、生存性を重視した戦車「メルカバ」シリーズの設計を行った。

メルカバの開発には、建国以来繰り返された対アラブ戦争における膨大な戦車戦のデータと、
多くの戦車・軍用車輌の改良・再生で培ったノウハウやインフラが活用されている。

過去の戦訓から、メルカバは乗員の生存性を第一に設計されている。その一例として各国のほとんど全ての戦車がエンジンを後部に配置しているのに対し、メルカバではエンジンが前部に配置されており、被弾時に走行不能になる可能性が上がる代わりに、エンジンを装甲の一部とする事で防御力の向上を図っている。Mk 4は外装式のモジュール装甲方式が採用されており、砲塔本体の周囲に箱型のモジュール装甲が取り付けられている。敵弾による損傷後、被弾した部分だけを比較的短時間で取り換えられる。また、Mk.3B同様、対NBC防護装備を標準装備している。

120mm滑腔砲とその射撃統制装置はより進化し、国産のレーザー誘導式対戦車ミサイルにより戦車だけでなく対戦車ヘリコプターを撃墜することも考慮されている。リボルバー式半自動弾倉を備えており、電動装填装置によって選択された各弾種をすばやく装填手の手元に供給することで、労力を大幅に軽減している。標準搭載弾数は48発であるが、後部兵員室に更に予備弾が搭載できる。

市街地戦用に対人ソルタム60mm迫撃砲を内蔵できる。迫撃砲の有効射程距離は2,700mあり自動制御されている。
また、車内の据え付け銃と後部ドアも装備されている。エンジンは米国ライセンス生産品で現代最高水準の戦車用ディーゼル・エンジンと言われていれ、地形の制限を受けにくくなった。
TVカメラによる360度全周の映像を自席ディスプレイで見ることができる「タンク・サイト・システム」という画像監視システムが搭載。
また、全自動で発射されるミサイルにより迎撃するシステムであ「トロフィー」など様々な野心的装備を持つ。

【HPに戻る

 

inserted by FC2 system